英単語は文章の中で覚える!Z会『速読英単語』シリーズを解説!

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みなさんは英語学習をするとき、こんな悩みを抱えたことはありませんか?
「英単語を勉強したいけど、どの単語帳を使えばいいんだろう?」と。
そこで!ここでは英単語学習帳の代表作のひとつ、Z会の『速読英単語』シリーズをご紹介!どんなところが良いのか、どんな人にオススメなのかを、3つのポイントにまとめて解説していきます!

先に結論から言っちゃいましょう。『速読英単語』のポイントはズバリ!この3つです!

①自身のレベルに応じて難易度を調整できるシリーズの多様さ!
英単語の類推を練習するのに最適な長文形式!
mikanと連携した時の圧倒的効率!

①自身のレベルに応じて難易度を調整できるシリーズの多様さ!

これは「英単語ターゲット」シリーズにも似た特徴ですが、こちらも負けじとシリーズが豊富です。
下に、Z会の公式サイトからシリーズのレベル表を引用しています。ご覧の通り、日常会話から難関国公立までを4ランクの『速読英単語』でカバーし、『速読英熟語』で基礎的な熟語をカバーする。まさにバランスよく設計されています。自身のレベル、目標に合わせて徐々に本と一緒にステップアップしていくことで、長期的に上達できるのはいいですね。

また、ずっと同じシリーズを使い続けていると勉強法を変えなくていいのもGoodです。
一度慣れ親しんだやり方を、単語帳のスタイルに合わせて変更したり試行錯誤する必要がないため、スムーズに次のランクに移行できます。これ、結構大きい長所です。単語帳ごとに適した使い方がありますし、その勉強法が合うかどうかはその人次第ですから。合う人にとってはとことん使い続けられる相棒となってくれること間違いなしです!どんな使い方がこのシリーズに適しているかはすぐ下の②で解説!

あ、このシリーズは単語帳にとどまらず、CDや単語カードも発売されています。そちらを活用した勉強法が合う方は併用してさらに効率を上げることもできますね!要チェックです!

Z会HP 「使える英語力が身につく単熟語集『速単』『速熟』-『速読英熟語[改訂版]』2024年2月末発売!-」より引用
https://www.zkai.co.jp/books/sokutan7/

②英単語の類推を練習するのに最適な長文形式!

何といっても『速読英単語』シリーズ最大の特徴はここ!長文形式です。

『速読英単語』という名の通り、およそ100~200wordsの長さを持つ英文を読み、その中に入っている重要語彙の意味を学習するというスタイルになっています。ちょっとした英文読解の練習にもなるのが高評価です。

そして何より、この形式の最たる長所は「類推の練習ができる」。これに尽きると言っても過言ではありません。「類推」ってナニ?と思ったそこのアナタ、学校ではなぜか教えてくれない「英語学習に求められる力」とはにて詳しく解説していますのでそちらをご参照ください。

実際に私の手元にある上級編[改訂第4版]の帯には、こう書かれてウリとして紹介されています。

知らない単語の推測法講義と48回の演習

『速読英単語 上級編』(風早寛/著)[改訂第4版]の帯より引用

そう、そもそも類推の練習を意識して作られた単語帳なのです。だからこそ、文章を読みながら、巻頭にて解説される5つの推測のコツを駆使して知らない単語を推測していく練習をする。そして、その答えを確認しつつ単語帳パートを読み込んで覚えていく。これをひたすら反復し、英文の意味を迷わずスムーズに理解して行けるようになるのが目標です。この使い方が、試してみた実感として最適だと思っています。私はCDや単語カードを使わなかったのですが、耳で覚える、フラッシュカードで覚える派の方には組み合わせ推奨です。

③mikanと連携した時の圧倒的効率!

みなさんは「mikan」というスマホアプリをご存じでしょうか?上に引用していたZ会のレベル表にも実はミカンのイラストが描いてあります(気づきましたか?)。そのアイコンのアプリこそ、「mikan」です。わかりやすいですね。

私も大学に入ってから通学時間の電車で英単語学習をするのに愛用していました。最近は電車でも論文や書籍を読むため忙しくてなかなか起動する時間を作れず、機種変更をしてからはインストールすらしていないのですが、非常に素晴らしいアプリです。

どうやら公式サイトによると、図にも入っている通り速読英単語と連携しており、無料で音源が公開されているとのこと。英文を使った類推の練習を単語帳で行い、単語を定着させる反復練習はmikanで移動中にサクッと、なんて学習が恐らくは最高効率ではないでしょうか!?

近々、最新のmikanも使って記事にしてみようかなと思っているところですので、ご興味のある方はぜひ、公開されましたらそちらもチェックしてみてください!!

まとめ

いかがだったでしょうか。ここまで『速読英単語』シリーズの解説をしてきました。おすすめの使い方もセットでまとめてみましたので、今すぐ学習に取り掛かれる足掛かりになれば幸いです。

皆さんも、「自身のレベルに合わせて」「アプリも組み合わせつつ」「類推の練習までできる」、そんな『速読英単語』シリーズをぜひ有効活用してみてください!!

さて、答えを先に引用で一部書いてしまいました。「類推」とは、「知っている単語に共通する特徴的な要素や部分を基にして、知らない単語の意味を推測する」ことです。アナロジー(analogy)とも言います。「アナロジー」は重要な現代文単語でもあるので、ついでにひとつ賢くなりましたね。

…本題に戻りましょう。英文を読み進めていれば、知らない・見たことない単語に出くわすことは誰しもあるはずです。これは当然のこと、日本語ですら意味を知らない単語に出くわすことがあるのですから、英語ならなおさらです。ですが、1単語わからないからといってその文章が全く読めないようでは先へ進めません。大した内容がない文章ならいいですが、その段落のキーセンテンスだったり、和訳を求められた問題の下線部だったりしたら困ったものです。

そんな時に求められる力が、「類推」する力。

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